2月5日
入院前はあんなに興味がなかった「ミラベルと魔法だらけの家」。入院先であまりに暇になってしまい"We don't talk about Bruno"でリン=マニュエル・ミランダ氏の魔力に陥落。YouTubeで観れる歌動画と本編9分(日本語版)もここ数日で制覇しサントラも購入したので、あとは本編を観るのみ。退院後の楽しみに家族と観よう。
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ストーリーをYouTubeの知識のみで推察すると…
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祖母の代より魔法の力を授かるマドリガル家は、その力で村を発展させてきた。
家族がひた隠しにしている魔法の力はふたつ。ひとつ目はブルーノの予言の力(名前そのものを村ぐるみで禁句に)。ふたつ目は孫のミラベルの魔法封印の力(勘づいた家族がミラベルの知らないところで封印の力のみなもとを破壊)。
しかしミラベルの自己実現欲求にともない封印の力は開花してしまい、家族はマグルに戻ってしまう。でも、それでもいいじゃない。これで一家にかかる変なプレッシャーも義務感も無くなったし、これからは村のみんなで助け合って暮らしていこうじゃないか。ミラベルの封印の力は、家族を解放する力でも合ったのだ。めでたしめでたし
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合ってるかな
差別や色眼鏡にルーツは関係ない
最高の花婿
人は知らず知らずにレッテルを貼ってしまう生き物なので、移民の少ない地方在住の父親が見た目外国人の花婿に気を揉むのはしかたないことだと思う。本作はそれを大げさかつ滑稽に描いていて面白い。
かく言うわたしの夫も欧州人。しかし、わたしの父親が義理の息子の国籍を気にしているかと言えば、はじめのうちはあっただろうけど、結婚4年経った今となっては特にしていないだろうし。
入院中に鑑賞した映画とドラマ
ごはんと仕事の心配から解放されて入院サイコー。斜め向かいの女性(最低50代半ば)のいびきがすごいけど耳栓買ったからたぶん今夜はスルーできると思う(希望)。
鎌倉殿の13人「挙兵は慎重に」
何を隠そう実家の目と鼻の先が北条家跡地。小さい頃より親や先生から「北条政子産湯の井戸」だの「蛭ヶ小島」だの「護摩石」だの言われてもピンと来なかった物語が三谷幸喜の手で鮮やかによみがえるのはよろこびである。
ドラマを観ていて感じるのは800年変わらない地元の地形。土地の使い方。悠久、と言ってしまうと大袈裟かもしれないけど、自然と人々のくらしに、伊豆という土地の懐の深さを感じる。
ジュディ 虹の彼方に
レニー・ゼルヴァガーの歌唱力が「シカゴ」の時より上がっていて見応えがあった。高明なボイストレーナーに、歌う筋肉を鍛えてもらったらしいが具体的に知りたいものだ。
ジュディ・ガーランドにまつわる話は痛々しく聞くたびに陰鬱な気分になるため、映画もアトラクションも好きになれなかった。
And Just Like That 4話
キャリーが、術後ほぼ自宅療養なところにアメリカの医療保険のダメさを感じ、ウン十年前にLAのビーチで酷い日焼けをしてERにお世話になったことを思い出した。2006年の、何度保険の手続きをしても執拗に請求書が届いたあの夏。医療業界の雑で高慢で金額だけはべらぼうに高いところが、アメリカを好きになれない理由のひとつだ。